かゆみ・色素沈着

かゆみや色素沈着の原因

テーピングは適切に

これらの症状は、術後のテーピングによる摩擦で起こり得るトラブルと言えます。
脂肪吸引に限らず、手術後の皮膚はむくみを伴い、通常よりもデリケートな状態です。そこに、テーピングの粘着性や圧迫などの刺激を与えることで、弱った皮膚が炎症を起こし、かゆみが発生します。そして、かゆみが続くと水ぶくれへと変化し、色素沈着を引き起こすことがあります。
皮膚の浅い部位が炎症した場合、赤みが引いた後に茶色い跡、つまり色素沈着となるのは、ニキビでも起こる皮膚トラブルなのです。

予防・対処法

皮膚のサインを早期発見

当たり前ですが、第一の予防法は"かぶれさせないこと"です。テーピングによって、かゆみを感じたり、一定の場所が圧迫され過ぎて赤くなったりしているのは皮膚からのサイン。この時点で、テーピングの方法を変えてみたり、ゆるめたり、場合によっては圧迫しない方が良いこともありますので、ドクターに相談してみましょう。
炎症部分は日焼けに十分に注意してUVケアを入念に行い、クリニックで美白剤が処方されるのであれば、それを使用して色素沈着を軽減していくなどの対処をおすすめします。

かゆみ・色素沈着

痛み 内出血 腫れ・むくみ しびれ かゆみ・色素沈着 硬縮 傷跡 たるみ でこぼこ(凸凹) 不自然なデザイン 周辺部位が垂れる(取り過ぎ) 細くならない(取り残し)

かゆみ・色素沈着を緩和するセルフケア

アイシング

回復サインの緩和に効果的

術後にほてりを感じたときや、回復過程の痛みや内出血、むくみを和らげるのに、保冷剤などでのアイシングが有効。主に、術後2〜3日とされる炎症期に効果を発揮するケア方法です。ただ、4日目以降は血行を良くさせる方が快方に向かうので、アイシングは逆効果。むやみに継続することは控えてください。

かゆみにも効くアイシング

圧迫固定によって生じることのある痒み(かゆみ)。この症状は、暖まるとムレて悪化するので、なるべく涼しく過ごすことが基本です。また、かゆみの部分は自分で確認していないと、ムレや圧迫が強過ぎて水泡(水ぶくれ)になり、跡がなかなか消えないこともあります。そのため、涼しく過ごす他、冷やすことも効果的。ただ、悪化した場合は、症状がひどくなる前にクリニックに相談しましょう。

マッサージ

心臓に向かって優しいタッチ

マッサージを行うことにより、血行が促進され内出血やむくみが緩和されたり、指圧効果で硬縮によるでこぼこ感の改善につながったりします。痛みや内出血のひどい部分を除き、痛くない程度にさすることから始めましょう。

腫れ・むくみに効くマッサージの方法

腫れ・むくみに効くマッサージの方法

体の中心(心臓)に向かって、らせん状にクルクル円を描きながら、優しくさするのが基本です。お腹は腸に沿って「の」の字を描くと、整腸作用でお通じにも効果的です。

血行促進でしびれ解消

血行促進でしびれ解消

一時的な圧迫によるしびれは、圧迫の原因を取り除くことで改善されますが、その他はマッサージで血行を良くすることが大切です。(3ヶ月以上しびれが継続する場合は、医師への相談をおすすめします)

硬縮部分はほぐして改善

硬縮部分はほぐして改善

しこりのように感じる部分は、ぐりぐりと指圧してほぐしましょう。
引きつり感がある所は、ストレッチをするようにゆっくり押し伸ばせば、徐々に伸縮が良くなり改善されていきます。
硬縮は時間の経過とともに消えていく、傷が治る過程での正常な症状。マッサージで改善を図れますが、より美しい仕上りに近づけるなら、クリニックでのアフターケアなどのマッサージ施術が効果的です。

適度な刺激でハリのある肌に

適度な刺激でハリのある肌に

たるみは皮膚の真皮組織が欠如することによって起こる、一般的に言う「ハリ」のない状態で、加齢による肌の衰えも関係します。マッサージを始めとする適度な外的刺激や、保湿を高めて肌を活性化させましょう。

かゆみを防止して美肌をキープ

かゆみを防止して美肌をキープ

お気に入りのローションや保湿クリームを使ったマッサージケアで、腫れやむくみが引いてきた肌の乾燥が強まる時期のかゆみを緩和することができます。

圧迫

回復に欠かせないケア

手術後の内出血や痛み、腫れなどを軽減するために好ましいのが、抜糸後もサポーターで圧迫を行うことです。圧迫しないままでは、皮下組織に水をため込み血液の循環の妨げに。これにより、内出血の吸収が遅れたり、むくみによる痛みや感覚の鈍さを感じたりするようになってしまうのです。また、適度な圧迫固定で仕上りの満足度を高められる点でもおすすめです。
ただ、サポーターは適度なサイズであることも重要。きつ過ぎて、肌と段差になったり皮膚にしわが寄ったりすると摩擦が生じ、痒み(かゆみ)につながるので、自分に合ったものを選びましょう。

内出血や痛みの軽減

適度な圧迫で吸収を早めることができ、また内出血の伴う痛みや腫れも期間が短くてすみます。ちなみに、内出血は圧迫されていない部分に移動しやすいので、場所が変わっていても心配はいりません。

むくみの改善

浮腫み(むくみ)は、蛋白・リンパ液なども含む、皮下に貯留する液体に起因するものと言われています。特に皮下の脂肪を扱う脂肪吸引ではむくみが出やすく、それは術後の経過において通常の症状です。
むくみ部分を適度に締め付ける(圧迫する)ことが対処法。締め付けると血液の循環が悪くなり、余計にむくむのでは? と思うかもしれませんが、適度な締め付けは、血液の循環を促進させます。圧迫しない状態では、膨張する風船と同じように、周囲の組織に水をため込むだけ。適度な刺激を与えましょう。

処方薬の服用

我慢できないときは相談

セルフケアだけではコントロールできない症状は、薬を服用することも1つの手段です。ドクターに相談して必要ならば処方してもらいましょう。

痛みを和らげる

痛みには、やはり痛み止めがもっとも合理的です。痛み止めには、内服薬と座薬がありますが、内服薬は服用してから効果が現れるまで30分ほど要するのに対し、座薬は吸収が早く、およそ10〜15分で効果が発揮されるので、早い効き目を期待する場合は座薬の方が有効です。使用間隔を守り、痛みをコントロールしていきましょう。

炎症の腫れを抑える

炎症の腫れには炎症止めの薬が処方されることが一般的ですが、むくみが長引いたり症状がひどかったりする場合は、利尿剤を処方することがあります。

しびれを緩和する

末梢神経の回復に、ビタミン剤(ビタミンB12)を処方することがあります。

色素沈着を薄くする

圧迫固定や傷口の色素沈着には、ハイドロキノンという漂白効果のある塗布剤が有効です。継続することで、徐々に薄くなります。

かゆみを抑える

赤みを伴うかゆみが生じた場合は、むやみに掻かず、早めにかゆみ止めの塗り薬を処方してもらいましょう。

その他のケア

回復するための心がけ

その他、日頃の心がけがアフターケアとなり、早期回復につながります。
例えば、禁酒や禁煙。アルコールはむくみを増大させ、喫煙は血管を縮小し血行を悪くします。術後は回復に専念するため、禁酒・禁煙をおすすめします。
そして無理のない程度の運動。ストレッチのように、なるべく体を動かすことで血流が改善されます。

3ヶ月以上経過しても症状に変化がない場合

主に「傷口が目立つ」「脂肪吸引部分のくすみ感」などが気になることが多いようです。 どちらも自然治癒にまかせて良いものですが、できれば保湿剤を用いてマッサージするなど、皮膚の質感、循環を高めていきましょう。
診察によっては、外用薬を塗布することもあります。

脂肪吸引完成までのタイムライン

かゆみ・色素沈着

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