回復過程に見られる症状
脂肪吸引を受けてから完全に仕上るまでの過程では、時間の過程とともに様々な症状が現れます。これら代表的な8つの症状は回復するにしたがい解消されるものなので、セルフケアで早期改善をめざすことができます。
仕上がりの悪さによる症状
通常の回復期間が過ぎても気になる症状が治らない場合、それは自然に治癒する可能性が低い、仕上がりの良し悪しに関する問題かもしれません。これらの症状は改善のために修正施術が必要になることもあります。
脂肪吸引後のダウンタイム
通常の回復期間が過ぎても気になる症状が治らない場合、それは自然に治癒する可能性が低い、仕上がりの良し悪しに関する問題かもしれません。これらの症状は改善のために修正施術が必要になることもあります。
ダウンタイムとは?
ダウンタイムとは、施術を受けてから回復過程の期間の事です。一般的にダウンタイムと聞くと痛々しい印象ですが、脂肪吸引においては非常に重要な期間です。脂肪吸引後のダウンタイムにどれだけ正しいケアができるかで仕上がりに大きな影響を与えたり、壮絶なダウンタイムをぐっと楽に過ごせたりします。ここでは脂肪吸引後のダウンタイムについて詳しく解説していきます。これから脂肪吸引を受けられる方、既に術後のダウンタイムケアでお悩みの方は是非ご覧ください。
ダウンタイムの原因
ダウンタイムが起こる原因は大きく分けて2種類です。
ひとつは、脂肪吸引時に使用する注入液です。脂肪吸引の際に痛みを感じることがないように麻酔液を注入します。加えて効率的に脂肪を吸引するために生理食塩水を注入します。この注入液が浮腫みの原因です。脂肪注入の際にダメージを受けた細胞が炎症を起こしてリンパ液を出しますが、こちらも浮腫みの原因となります。
もうひとつは、周辺組織の変化です。脂肪吸引後は皮下脂肪が存在した場所に隙間ができて体液が補います。この体液が補った場所というのは血液やリンパ液で満たされて浮腫みの症状が見られます。
周辺組織の変化は脂肪吸引の施術で受けた周辺組織のダメージも含まれます。(※周辺組織へのダメージが少ない「ベイザー脂肪吸引」でも軽度のダウンタイムが見られます)その際、傷ついた周辺組織が内出血を引き起こします。また、周辺組織が受けたダメージは痛みにつながります。部位によってチクチクした痛みや筋肉痛のような痛みなど種類も様々で部位別に異なったおすすめのケア方法があります。
ダウンタイムはいつまで続く?
ダウンタイム期間の目安としては【2週間~1か月】は覚悟しましょう。
多くの場合、術後3日目が症状が強くみられます。その後1~2週間ほどで症状が収まっていきます。ダウンタイムにみられる症状は浮腫みや腫れ、内出血など様々です。それぞれにおいて発症時期が異なり、収束までの期間も異なります。ダウンタイム期間中に喫煙や飲酒を行うことでダウンタイムが長引く傾向が見られます。また、脂肪吸引の部位や脂肪吸引量、体質などの個人差によって期間が前後することがあります。
仕事への復帰タイミングと私生活への影響
脂肪吸引後はいつごろから仕事や家事ができるものなのかというのも気になるところです。施術当日から3か月後までの期間でどのようにダウンタイムの症状がみられるのか、私生活への影響や仕事への復帰タイミングを見ていきましょう。
ダウンタイム中の注意点、やってはいけないこと!
【飲酒】は避けましょう!
アルコールは血行をよくするので、カニューレの挿入口などの傷口から出血しやすくなります。傷口の治りが遅くなることも懸念ですが、長期間にわたり出血が続くと傷口が綺麗に塞がらない事も考えられます。
傷口が塞がって出血も見られないのであれば外見上は傷口の心配はありませんが、ダウンタイム中は水分の排出が滞ることで浮腫みます。必要以上に水分を取ると浮腫みの原因になるので、術後2週間は極力アルコールは控えることをお勧めします。
【喫煙】は避けましょう!
タバコの主成分であるニコチンは傷の治りを遅くしてしまいます。美容と健康においてもタバコの血管収縮作用はシミやシワの原因でもありますが、ニコチンの血管収縮作用によって血行が悪くなり、細胞へ栄養が行き渡らずに治癒が遅れる結果につながります。
また、一酸化炭素の摂取にも懸念があります。一酸化炭素は赤血球中のヘモグロビンと結びつくことで酸素の運搬を阻害し、細胞が酸欠状態になります。タールの発がん性物質の懸念なども含め、タバコを控えることをお勧めします。