腫れ・むくみ

腫れとむくみの違い

手術のなごりによる症状

脂肪吸引の患部が腫れぼったい、細くなるどころか太ったのでは? と、腫れやむくみの症状が出る期間には不安に思う方も多いよう。そんな症状のそれぞれの特徴は次のようになります。

腫れ:
手術部位の炎症により、熱っぽく感じられる症状。
むくみ:
体内に残っている麻酔液の影響や、炎症によって分泌されたリンパ液が原因。血液循環も妨げられ、体内の水分が排出されにくくなるため、手術部位を中心に水分が停滞し、ふくらむ症状。

対処法

積極的なセルフケアを

「腫れ」は1週間ほどでひくものですが、アイシングで患部の熱を冷やすことが炎症には効果的です。
そして、普段から冷え性の人だと長引く傾向にあるのが「むくみ」。この状態が続くと、水分のたまるスペースが固定化してしまい、なかなか細くならないことも考えられます。血行が良くなるよう、マッサージや水分を取るなど、積極的なセルフケア、またアフターケア施術を活用することをおすすめします。

腫れ・むくみ

痛み 内出血 腫れ・むくみ しびれ かゆみ・色素沈着 硬縮 傷跡 たるみ でこぼこ(凸凹) 不自然なデザイン 周辺部位が垂れる(取り過ぎ) 細くならない(取り残し)

腫れ・むくみを緩和するセルフケア

アイシング

回復サインの緩和に効果的

術後にほてりを感じたときや、回復過程の痛みや内出血、むくみを和らげるのに、保冷剤などでのアイシングが有効。主に、術後2〜3日とされる炎症期に効果を発揮するケア方法です。ただ、4日目以降は血行を良くさせる方が快方に向かうので、アイシングは逆効果。むやみに継続することは控えてください。

かゆみにも効くアイシング

圧迫固定によって生じることのある痒み(かゆみ)。この症状は、暖まるとムレて悪化するので、なるべく涼しく過ごすことが基本です。また、かゆみの部分は自分で確認していないと、ムレや圧迫が強過ぎて水泡(水ぶくれ)になり、跡がなかなか消えないこともあります。そのため、涼しく過ごす他、冷やすことも効果的。ただ、悪化した場合は、症状がひどくなる前にクリニックに相談しましょう。

血流改善

血流は早期改善のポイント

内出血の解消に必要なたくさんの酸素を体のすみずみに運ぶことや、回復を早める多くの栄養を患部に送るためにも、術後の血流改善は重要です。タイミングとしては、手術後7日目以降から、血行を促進させる方法を取り入れましょう。

血流改善の方法

「湯船にゆっくり浸かる」「冷やさない」「マッサージ」「食事療法」など、いくつかの方法があるので、無理なく自分に合ったものを行ってください。ただ、内出血部分へのマッサージは、症状を広げてしまう可能性があるので控えた方が良いでしょう。

マッサージ

心臓に向かって優しいタッチ

マッサージを行うことにより、血行が促進され内出血やむくみが緩和されたり、指圧効果で硬縮によるでこぼこ感の改善につながったりします。痛みや内出血のひどい部分を除き、痛くない程度にさすることから始めましょう。

腫れ・むくみに効くマッサージの方法

腫れ・むくみに効くマッサージの方法

体の中心(心臓)に向かって、らせん状にクルクル円を描きながら、優しくさするのが基本です。お腹は腸に沿って「の」の字を描くと、整腸作用でお通じにも効果的です。

血行促進でしびれ解消

血行促進でしびれ解消

一時的な圧迫によるしびれは、圧迫の原因を取り除くことで改善されますが、その他はマッサージで血行を良くすることが大切です。(3ヶ月以上しびれが継続する場合は、医師への相談をおすすめします)

硬縮部分はほぐして改善

硬縮部分はほぐして改善

しこりのように感じる部分は、ぐりぐりと指圧してほぐしましょう。
引きつり感がある所は、ストレッチをするようにゆっくり押し伸ばせば、徐々に伸縮が良くなり改善されていきます。
硬縮は時間の経過とともに消えていく、傷が治る過程での正常な症状。マッサージで改善を図れますが、より美しい仕上りに近づけるなら、クリニックでのアフターケアなどのマッサージ施術が効果的です。

適度な刺激でハリのある肌に

適度な刺激でハリのある肌に

たるみは皮膚の真皮組織が欠如することによって起こる、一般的に言う「ハリ」のない状態で、加齢による肌の衰えも関係します。マッサージを始めとする適度な外的刺激や、保湿を高めて肌を活性化させましょう。

かゆみを防止して美肌をキープ

かゆみを防止して美肌をキープ

お気に入りのローションや保湿クリームを使ったマッサージケアで、腫れやむくみが引いてきた肌の乾燥が強まる時期のかゆみを緩和することができます。

ストレッチ

抜糸後に始める簡単なリハビリ

ハンドマッサージだけでなく、ストレッチも血行促進を促したり、硬縮の引きつり感などに効果的です。特に引きつりが生じやすいのは、二の腕、腹部、内もも、ふくらはぎ。ストレッチは言わば運動前の準備体操なので、抜糸以降、この部分をゆっくりと伸ばしていきましょう。
加減は痛みが我慢できる程度で構いません。毎日行うことで徐々に可動域(動かせる範囲)が広がっていくので、まずは伸ばすことに重点を置くことがポイントです。

圧迫

回復に欠かせないケア

手術後の内出血や痛み、腫れなどを軽減するために好ましいのが、抜糸後もサポーターで圧迫を行うことです。圧迫しないままでは、皮下組織に水をため込み血液の循環の妨げに。これにより、内出血の吸収が遅れたり、むくみによる痛みや感覚の鈍さを感じたりするようになってしまうのです。また、適度な圧迫固定で仕上りの満足度を高められる点でもおすすめです。
ただ、サポーターは適度なサイズであることも重要。きつ過ぎて、肌と段差になったり皮膚にしわが寄ったりすると摩擦が生じ、痒み(かゆみ)につながるので、自分に合ったものを選びましょう。

内出血や痛みの軽減

適度な圧迫で吸収を早めることができ、また内出血の伴う痛みや腫れも期間が短くてすみます。ちなみに、内出血は圧迫されていない部分に移動しやすいので、場所が変わっていても心配はいりません。

むくみの改善

浮腫み(むくみ)は、蛋白・リンパ液なども含む、皮下に貯留する液体に起因するものと言われています。特に皮下の脂肪を扱う脂肪吸引ではむくみが出やすく、それは術後の経過において通常の症状です。
むくみ部分を適度に締め付ける(圧迫する)ことが対処法。締め付けると血液の循環が悪くなり、余計にむくむのでは? と思うかもしれませんが、適度な締め付けは、血液の循環を促進させます。圧迫しない状態では、膨張する風船と同じように、周囲の組織に水をため込むだけ。適度な刺激を与えましょう。

処方薬の服用

我慢できないときは相談

セルフケアだけではコントロールできない症状は、薬を服用することも1つの手段です。ドクターに相談して必要ならば処方してもらいましょう。

痛みを和らげる

痛みには、やはり痛み止めがもっとも合理的です。痛み止めには、内服薬と座薬がありますが、内服薬は服用してから効果が現れるまで30分ほど要するのに対し、座薬は吸収が早く、およそ10〜15分で効果が発揮されるので、早い効き目を期待する場合は座薬の方が有効です。使用間隔を守り、痛みをコントロールしていきましょう。

炎症の腫れを抑える

炎症の腫れには炎症止めの薬が処方されることが一般的ですが、むくみが長引いたり症状がひどかったりする場合は、利尿剤を処方することがあります。

しびれを緩和する

末梢神経の回復に、ビタミン剤(ビタミンB12)を処方することがあります。

色素沈着を薄くする

圧迫固定や傷口の色素沈着には、ハイドロキノンという漂白効果のある塗布剤が有効です。継続することで、徐々に薄くなります。

かゆみを抑える

赤みを伴うかゆみが生じた場合は、むやみに掻かず、早めにかゆみ止めの塗り薬を処方してもらいましょう。

その他のケア

回復するための心がけ

その他、日頃の心がけがアフターケアとなり、早期回復につながります。
例えば、禁酒や禁煙。アルコールはむくみを増大させ、喫煙は血管を縮小し血行を悪くします。術後は回復に専念するため、禁酒・禁煙をおすすめします。
そして無理のない程度の運動。ストレッチのように、なるべく体を動かすことで血流が改善されます。

3ヶ月以上経過しても症状に変化がない場合

3ヶ月以上経過しても症状に変化がない場合

浮腫(むくみ)はどのような手術でも、術後必ず出現する症状です。むくみとは「皮下に貯留する液体(蛋白・リンパ液なども含む)に起因する」と言われています。特に皮下の脂肪を扱う脂肪吸引の術後はむくみが出やすいものですが、それは全くもって通常の経過症状です。ただ、日常生活で経験する「むくみ」とは違い、術後のむくみには驚かれる方がとても多いのです。
むくみの対処法として、まずはむくみ部分を圧迫する(適度に締め付ける)ことです。 しかし、「締め付けるのが嫌だから......」とか「締め付けると血の循環が悪くなり、余計にむくむのでは?」と思われる方もいまだ多く、そんな方ほど、普段からのむくみによって足が太くなっていたり、循環が悪いために脂肪がセルライト化(脂肪の塊)していたりすることが多々あります。何もしないでいると、膨張する風船と同じように、周囲の組織に水を溜め込むだけ。 適度の締め付け(圧迫)は、血液循環を助けるのです。
特に現代の女性は、冷房や立ち仕事、デスクワークなどなど、冷え症になり循環不良に陥りがちです。そのために最近優れた、様々なむくみ防止グッズも開発されてきています。 まずは、サイズの合った締め付け過ぎないガードル、ストッキング、ソックスなどを、日常でできるだけ長く着用していきましょう。
逆に着用していないと、むくんでくる感覚がとてもよくわかると思います。 通常、むくみケアグッズの使用は、術後の1~2ヶ月までで良いですが、手術前からむくみやすい体質の方は、継続していくことでむくみにくい体質に改善されてきます。
また、アフターケア施術などを受けていただくと、より一層早く症状が改善されますので、是非利用してみて下さい。場合によって、利尿剤の処方や浸出液の除去をすることもありますので、心配なときはご相談することをおすすめします。

脂肪吸引完成までのタイムライン

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